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記憶の片隅に

よく自分の存在が皆の記憶からからだんだんと薄れて行ってしまうことが妙に怖かった。学校を卒業するたびに今までそこに存在していたものはきれいさっぱりなくなり、またそこで新しいものを構築しなければならない。自分の安心できるお城を必死で築いていくうちに今に囚われ、昔の記憶なんてだんだんと薄れて行ってしまう。
僕の中で中学卒業後、中学校の同級生たちに対してそういう思いが強かったと思う。
小学校から殆ど同じ、そして思春期という複雑な感情が入り乱れていた時期。そしてまだ10代半ばという狭い世界でしか生きてなかった僕にとって、それが人間関係のすべてであったから高校進学に伴い皆ばらばらになっていくのはなんだか複雑だったのかな。高校時代使っていた携帯を覗くと、どうやら受験前に皆に頑張れメールを送っていたようだった(笑)今思うと「若いなー」なんて思うけど当時は自分の存在をどこか残しておきたかったのかもしれない。大学生のころも、皆何しているんだろうかってよく思っていた。成人式があって同窓会があって皆久しぶりに集まって昔のようにわいわいと盛り上がったけれども、でももう何か違う感じがしていた。
SNSが一気に普及してネット上で昔の同級生と簡単にやり取りができるようになったけれども、やっぱりそこに感じるのはあくまで「昔の友人」なんだということ。職場の人、大学時代の友人、高校時代の友人・・・・今ある人間関係が優先されるのは仕方ないと思う。
自分を取り巻く環境や人間関係が変わっていくたびに、「僕」という存在は今まで関わってきた人たちの記憶の奥底に埋もれて行っていくんだろう。20代半ば、これからもっといろんな人間関係を築いて行くうちにどんどん皆の記憶から薄れて行くに違いない。けれどもう寂しくはないかな。いっそのこと僕は皆の記憶から抹消してほしいなと。

こんなこと思ってしまうのも僕が人間関係を構築していくこと、関係を保つことがが下手だからなんじゃないかって思う。
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